
シリアルの波とは?
シリアルの波とは、K-POP特典会のシリアル抽選において「当たりやすい時間帯があるのでは?」と仮定し、その時間帯(波)を探ろうという考え方です。当選が続く波に乗るといった意味合いです。
K-POPの特典会に参加するには、CDなどに付属のシリアルコードを使い抽選に応募します。抽選には以下の2種類があります。
後日発表型:応募期間内にエントリーし、締め切り後に当選者がまとめて発表される。
即時抽選型:応募した瞬間に結果が分かる。
シリアル波は、後者の即時抽選型に関する文化です。
Stray Kids、ZEROBASEONE、RIIZE、NiziU、NEXZなどのグループがこの即時抽選システムを採用しています。
ファンはLINEのオープンチャット(通称「波オプチャ」)を活用し、当選・落選の結果をリアルタイムで共有します。内容は以下のような感じです。
「ハンビン サイン会 落選」
「リッキー お見送り 落選」
その中で、当選が出た場合、当選画面のスクリーンショットを投稿して報告します。
通常は落選が続きますが、短時間に当選報告が増えるタイミングがあります。これを「当選の波が来ている」と考え、多くのファンがそのタイミングでシリアルを投げています。
ちなみにX(旧Twitter)でよく目にする
「🥣」は、シリアルコードを、朝食などで食べるシリアルの絵文字で表していて
「🌊」は、シリアル波を表しています。
また、Xではシリアル譲渡の詐欺が多発しています。信頼できる人以外とのやり取りは絶対にやめましょう🙅♀️
では、シリアル波にコツや、実際に当たりやすい時間帯は本当に存在するのでしょうか?それとも、一斉に応募することで母数が増え当選報告が増えたように見えるだけなのでしょうか?
この疑問については、後ほどの章で掘り下げてみます
波オプチャの探し方
波オプチャはLINEやカカオトークで作成されることが多く、大規模なグループ(数千人規模)は主にLINE上に存在します。

LINEのオプチャ検索で以下のワードなどを入力して探します。
・RIIZE 波
・RIIZE シリアル
・ゼベワン 波
・ZB1 波
・スキズ 波
もし今見つけられなくても、シリアル期間が近づくと、新しいオプチャが作られることもあるので、定期的にチェックしてみるのがおすすめです。Xでも検索すると、波オプチャの情報が見つかることもあります。
2025年3月現在だと、RIIZE・ZB1・スキズの間でシリアル文化が特に浸透していて、大規模なオプチャが存在しています。
参加者が少ないオプチャだと波の動きが分かりにくいので、できるだけ人数の多いオプチャを探すのがよさそうです。
シリアル波は存在する?コツは?スキズの波オプチャを元に考察
※シリアルの当選システムは毎回同じとは限らず、グループによっても異なる可能性があります。
ここでは、参考としてStray Kidsのアルバム『GIANT』のシリアル期間(2024年11月12日~11月24日)のデータを見てみます。
<GIANT 特典会内容>
■メンバー個別ハイタッチ会 8000名
■メンバー個別サイン会 1600名
■メンバー全員ミート&グリート 400名
当選報告数(オプチャ内)
日付 | 当選報告数 |
---|---|
11/12 | 0 |
11/13 | 約20 |
11/14 | 約30 |
11/15 | 約220 |
11/16 | 約300 |
11/17 | 約250 |
11/18 | 約200 |
11/19 | 約250 |
11/20 | 約250 |
11/21 | 約1000 |
11/22 | 約150 |
11/23 | 約25 |
11/24 | 約4 |
下記のアカウント様は、当選の記録を残してくださっており、掲載の許可をいただいたため一緒に参考に見ていきます
— スキズ memo | Stray Kids (@straykids_infor) November 14, 2024
— スキズ memo | Stray Kids (@straykids_infor) November 14, 2024
シリアル期間の序盤(11/12~14)は当選報告が少ないです。その中で夜帯に当選報告が上がっています。これは単純に平日のため、仕事や学校終わりの自由な時間だからという可能性も考えられます。
(ちなみに、オプチャ参加者は初日2000人ほどだったのが最終日には7000人近くになっていたため、そちらも頭に入れておく必要がありそうです)
ハイタ サイン ミーグリ バンチャン リノ チャンビン ヒョンジン ハン ピリ スンミン アイエン pic.twitter.com/AHOdzH6lm9
— スキズ memo | Stray Kids (@straykids_infor) November 15, 2024
11/15以降は当選数が増加。ただ、当選報告の間には落選の報告も多数あったため、シリアルを投げる母数が増えた分、当選の数も増えたという考え方もできます。
11/16(土)ハイタ サイン ミーグリ pic.twitter.com/rmw0MFVQys
— スキズ memo | Stray Kids (@straykids_infor) November 17, 2024
一方、ここで注目なのが、11/16の深夜帯に当選枠が少ないミーグリの当選報告が相次いでいます。当時ミーグリの波だと話題になりました。
11/21(木)前半 ハイタ サイン ミーグリ pic.twitter.com/WvQs358a1t
— スキズ memo | Stray Kids (@straykids_infor) November 21, 2024
11/21は、1000件近くの当選報告が出た日です。
14~16時と、私の曖昧な記憶だと20〜22時ごろに当選報告が数秒おきに連続。その間は落選報告も少なく、当選のスクリーンショットが連続で投稿され、正真正銘の波が来たのではないかと話題になりました。
11/23以降は、当選報告が激減し、当選枠が埋まり切った可能性が高いと考えられます。
考えられる仮説
波について、よく言われる「当選報告を見てシリアルを投げる人が増えた結果、当選者の数も増える」というのは確かにあると思います。
何人かの応募ごとに1つの当選を出すという”当選カウンターが回る”という見方、または短時間に応募が集中した場合、その中で一定割合を当選にするシステムがあるという見方もできます。
ただ、11/21の例のように、落選報告が少なく、当選報告が極端に続くケースもあります。
これは、時間帯ごとに当選率を設定していているのではないか、という見方ができます。
例えば、シリアル期間後半の11/21になっても、当選枠に余裕があったため、11/21のある時間帯に当選率を高めに設定。その当選率の変更をオプチャがうまく捉え、当選者が連続したのではないかという仮説を立てられます。
他にもファンの間では、オプチャ内で1つ目の当選の報告が来たら、その当選のちょうど@分後に当たりやすいといった考察や、00秒ちょうどに当たりやすいといった考察も出ていたりと、様々です。
波はメンバーや会場ごとに存在する?
波について理解を進めるうちに、疑問として上がってくるのは、「波はメンバーや特典、会場ごとにあるのか?」という点です
例えば、
メンバーAの当選が続いているタイミングは、メンバーBの当選も出やすいのか?
メンバーAのハイタッチ会の当選が続いているタイミングは、メンバーAのサイン会の当選も出やすいのか?
メンバーAの東京会場の当選が続いているタイミングは、メンバーAの大阪会場の当選も出やすいのか?
こちらについてははっきりとはわかっていません。
しかし、当選の記録を見てみると、Aメンバーのハイタッチの当選の連続から、Aメンバーの別会場のハイタッチの当選へ移行したり、別メンバーのハイタッチの当選に移行したりするケースは多く見られます。
11/21のような大量当選の日は顕著にそれが見られます。
一方で、ハイタッチ会とサイン会のように異なる特典に関しては当選の関連がそこまで見られず、独立している印象を受けます。
このように考察してみましたが、あくまでこれらは前回のGIANTの例に基づくものです。
毎回同じ傾向が続くとは限りません。
序盤から当選祭りになったり、最後まで波という波が来ないまま終わったりする可能性もあります。
参考程度にお願いします。
シリアル波を捉えるコツはある?
シリアル波(当選が連続するタイミング)には、明確な法則は見つかっていません。夜間に発生しやすい傾向がありますが、これは単に多くの人が自由な時間を持てるためとも考えられます。
そんな中で、うまく波に乗るためのコツを2つ挙げるとすれば、次のポイントが重要になります。
1.どんなにストレスでも通知はONにする
初歩的なことですが、シリアル波を逃さないためには、通知をONにして常に情報をキャッチすることが不可欠です。また意図せず通知をOFFにしてしまうこともあるため、定期的にチェックしましょう。
2.波かどうかわからない段階では投げない
シリアルを数枚しか投げられない、1~2回程度しかチャレンジできない人は、大波が確定する前に投げてしまわないことが大切です。
例えば、自分が狙っている推しで、しかも狙っている特典・会場の当選報告が2連続くらいで来ると、瞬間的に投げたくなります。
しかし、この時点ではまだ本物の波かどうかは判断できません。
それどころか、人工的な波を引き起こそうとした人が、複垢などを使用して、嘘の報告をしているケースなどもあります。
人工的な波とは、多くの人が同じ時間帯にシリアルを投げることで母数を増やし、それが結果的に多くの当選を導いて、本当の波になるといったような意味合いです。
そのため、十数人、数十人単位で当選が続く、確実な大波が来ていると判断できるまで待つことが大切かもしれません。(※大波が最後まで一回も来ないという危険もあります)
一方で、シリアルを多く用意している人は、大波を待ちすぎることが逆にマイナスに働く可能性もあります。
当選枠が埋まってしまい「死票」となってしまわないよう、本当の当選が続いているかを見極め、バランスを見て適切なタイミングで投げるのがいいかもしれません。
憂鬱なシリアル期間との向き合い方。できるだけ病まないために
シリアル期間中は、「波がいつ来るか」「周りは当たってるのに私は当たらない」と気が気でなく、学校や仕事にも集中できず、どうしてもバランスの悪い日々になってしまいがちです。
ここで大事なのは、
「運の要素やどうしようもないことは割り切る・後悔しない」
ただ、それ以外の部分では最善の準備をしておく というスタンスです。
自分が数十枚・数百枚使って当たらなかったのに、知り合いが1枚で当たることもあります。
しかし、それはどうしようもないことで、考えても落ち込むだけです。
とにかく割り切ることが大事ですが、それが簡単にできないからこそ、自衛することも大切です。
・Xを見ない
・「当選」「当たった」などをミュートワードに設定する
・最初に使う金額を設定し、それがダメだったらオプチャを退出する
そして、どう頑張っても避けられなかったであろうことは後悔しないことも重要です。
授業中や仕事中、寝ている間に波が来て逃してしまったとしても、
「寝なければよかった」「仕事を休めばよかった」と考えても、どうしようもありません。
最善の準備については
シリアルを投げたいときに投げられるように、常に備えておくことが大切です。
例えば、
・みんなが当たっているタイミングでCDが届いておらず、シリアルが手元にない
・まだ波かどうかわからないタイミングで、手持ちのシリアルを全部使い切ってしまった
・外出先で、シリアルの番号や応募リンクが手元にない
こうなると「投げたかったのに投げられなかった」と後悔する原因になります。
「できたはずのことができなかった」瞬間が一番引きずってしまいます。
そのため、シリアル期間の序盤から、常に1~2枚は手元に残しておくのが理想的です。
「今本当に投げたい」と思えるタイミングに挑戦できるように、準備を整えておきましょう。
※ただ、枠が埋まってしまう可能性もあるため、最終日付近まで大量のシリアルを残すのは危険です。
シリアル抽選は、最終的には運です。
悔しい気持ちはあっても、「できる限りの準備をして挑んだ」と思えれば、少しは気持ちが楽になるかもしれません。
最後に再三の注意となりますが
Xではシリアル譲渡の詐欺が多発しています。信頼できる人以外とのやり取りは絶対にやめましょう🙅♀️